サングラス
- 目の用語辞典
- 2016.03.30
- 559 View
目には紫外線を防ぐ力が備わっていますが、長時間の強い紫外線を浴びると、白内障や黄斑変性症のリスクが高まります。
そのため、登山、海水浴、スポーツなどで長時間屋外で過ごす時には、サングラスの着用をおすすめします。
目の紫外線対策のサングラスは、紫外線透過率、カット率などの数字を参考に、性能を確認して選びます。
注意していただきたいのがサングラスの色です。
色の薄いものを選んで下さい。
色の濃いサングラスの方が光を通さない気がしますが、実際には、色の濃いサングラスを使うと、明るさが足りなくなるので目の虹彩(こうさい)が開きやすくなります。
虹彩が開くと、目の内部に紫外線が取り込まれやすくなってしまいます。
眼球の色がついている部分を虹彩といいます。
そして、虹彩の真ん中にある、いわゆる黒目と言われる部分を瞳孔(どうこう)といいます。
光の量によって瞳孔の大きさが変わり、網膜に到達する光の量を調整しています。
瞳孔の大きさが変化しているように見えますが、実際には、虹彩が伸びたり縮んだりすることで瞳孔の大きさが変わります。
暗い場所では、虹彩が開いて瞳孔が大きくなります。
明るい場所では、虹彩が縮んで瞳孔が小さくなります。
明るさにより、瞳孔は2~6mmと大きさが変化します。
紫外線カット機能は色の濃い薄いに関係ないので、光彩の開きにくい色の薄いサングラスのほうが、紫外線対策としては適しています。
また、なるべく広範囲からの光をガードできるよう、フレームが大きめのサングラスを選びましょう。