
第16回眼 テレビは離れればいいってもんじゃない!
- 視力回復辞典(視力回復の真実)
- 2005.11.10
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テレビからどれくらい離れていますか?
「えっ、いけなかったんですか?」
皆さんは、テレビから離れれば離れるほどいいと思っていませんでしたか?
今回は、この誤解の真相に迫ってみたいと思います。

近視お悩み相談には、連日たくさんの相談が寄せられます。
相談の中で、普段の生活の様子をよくお聞きしますが、そのやりとりの中で、ある共通点があることに気がつきました。
以下、再現します。
私:「普段、お子さんは目を細める事はありますか?」
お母さん:『最近、目を細めるようになりました』
私:「どんな時に目を細めますか?」
お母さん:『テレビを見るときに、ときどき細めています。』
私:「そうですか。ちなみに、どれくらいテレビから離れていますか?」
お母さん:『テレビは3メートルは離れて見させています。』
ここで気づくのが『テレビは離して見せています!』と自信を持っておっしゃられている点です。
ここで疑問が…

あれ、テレビは遠くから見せた方がいいんじゃないの???
こんな風に思われた方も多いと思います。
目を細めるクセが出ようが、出来るだけ遠くから見る。
目を細めなくて済む範囲まで近づいて見る。
一体どちらがいいんでしょうか?
眼育(めいく)総研では、『目を細めなくて済む範囲まで近づいて見る。』ことをお勧めしています。
目を細めるとナゼいけないの?

目を細めるという事はカメラの構造でいうと、レンズを『絞る』ことに相当します。
カメラは、撮りたい物とその後ろの背景まで写り込ませたい場合、レンズを『絞り』ます。
逆に、撮りたい物にだけピントを合わせ、背景をぼかしたい場合は、『絞り』を開きます。
目を細めると、なぜ少し遠くの物が見えるようになるかというと、レンズを『絞る』ことにより、ピントの合う範囲を遠くに拡げているのです。
では、ナゼそれがいけないのでしょうか?
目の本来のメカニズムは、近くを見る時は、筋肉を収縮させ調節をします。
遠くを見る時は、筋肉を緩ませリラックスした状態になります。
目を細めるということは、目の周りに力が入ることになります。
【遠くを見る時にも力を入れる】
それは、本来の目の使い方とは、まったく逆の使い方です。
目を細める事で確かにピントは合いやすくなります。
ですが、遠くを見る時に力が入ることがクセになりやすいのです。