第31回眼 ブルーベリーって本当に目に良い?
- 視力回復辞典(視力回復の真実)
- 2006.06.15
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”アントシアニン”って、聞いたことありますか?
ここ数年の健康ブームで、健康食品や「機能性食品」が注目を集めています。
眼育総研に皆様から寄せられるご相談・ご質問でも、「目に良い食べ物って、何かありますか?」というご質問が、年々増えてきています。
ここ数年「目に良い」と宣伝され、ちょっとしたブームに なっている感のあるブルーベリーですが…
今回は、そんなブルーベリーの機能や効能って何??
という点の真実に、迫ってみたいと思います。
ブルーベリーは、近年、健康番組や雑誌などで取り上げられたり、サプリメントがテレビCMに登場したりと、にわかに脚光を浴びるようになった感があります。
「目に良いらしい」という話をきっとあなたも耳にしたことがあると思います。
もう少し具体的に、「ブルーベリーに含まれる”アントシアニン”が、目に良いらしい」と聞いたけれど…という方もいらっしゃるかもしれません。
あるサプリメントメーカーが作っているテレビCMでも、その名前が歌詞に盛り込まれていました。
では、その“アントシアニン”て??
という点から、まずはお伝えしていきたいと思います。
カギを握る「ロドプシン」
“アントシアニン”についてわかりやすく解説するために、まずはものが見えるしくみを簡単にご説明いたします。
角膜から光が入る
↓
目の”レンズ”にあたる水晶体でピントを調節する
↓
網膜で像を結ぶ
↓
光が電気信号に置き換えられる
↓
視神経を信号が伝わる
↓
脳の視覚野で信号を解読し、映像として認識される
これが、ものが見えるしくみです。
網膜には光に反応する組織があります。
その反応が、網膜の奥にある視神経を通して脳に伝えられ、脳がその信号を解読して「ものが見える」ことになります。
この光に反応する分子が「ロドプシン」と呼ばれる色素体です。
「ロドプシン」は光の刺激を受けると分解され、電気信号を神経に流します。
そして、分解してしまったロドプシンはどうなるかというと、再び再合成されます。
すなわち“見る”ためには『「ロドプシン」の分解・再合成が活発に行われる必要がある』ということになります。
しかし…
目を酷使すると、「ロドプシン」の分解がどんどん進み、再合成が間に合わなくなる場合があります。
その結果、暗いところでものが見えにくくなる現象が起こります。
ここで前述の”アントシアニン”が登場します。
“アントシアニン”には「ロドプシン」の再合成を促す働きがあるのです。