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第31回眼 ブルーベリーって本当に目に良い?
- 視力回復辞典(視力回復の真実)
- 2006.06.15
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ブルーベリーの効果とは?
ブルーベリーの効果を確かめる最初の臨床実験は、1964年にヨーロッパの研究者たちによって行われました。
その結果、確認されたのは
- 網膜の光に対する反応が高まること
- 薄明かりの中での見え方が改善される
という2点です。
また、その後の実験により、夜盲症(薄暗くなると物が見えにくくなる症状)患者にブルーベリーエキスを投与すると、網膜の光感受性が改善されることもわかりました。
この実験では、投与をやめると感受性が低下すること、ブルーベリーに副作用が全くないことも確認されています。
別の実験では、投与後4時間で変化が表れ、24時間後には効果がなくなってしまうことがわかっています。
このようにブルーベリーの効果は、
「暗い場所での見え方が改善される」
「即効性にはすぐれているが、持続性はない」
ということが確認されています。
ブルーベリーの賢い「活用法」
“アントシアニン”は、ブルーベリー以外にも、ナス・イチゴ・サクランボなどにも含まれています。
ナスの紫、イチゴの赤など、それぞれの「色素」が”アントシアニン”なのです。
ですから、これらの野菜や果物をバランスよく摂っていれば、”アントシアニン”を自然に取り入れていることになります。
ただし、ブルーベリーに含まれる”アントシアニン”は、含有量が多く、しかも身体に吸収されやすい組成になっている特徴があります。
それを考えると、特に目の疲れを感じたときや、暗いところでよく見える必要がある場合に、「その効果を得たい数時間前に摂取する」という取り入れ方をするのが、ブルーベリーの賢い「活用法」となります。