
オフミックについて
◆オフミック(散瞳剤目薬:ミドリンと同等品)について
オフミックにつきまして、私どもの見解をお伝えいたします。
オフミックという目薬の本来の用途は、眼底検査です。
(眼底とは、目の奥の網膜などの部分をいいます)
一種の筋肉麻痺剤であり、瞳孔を開いて眼底の検査をしやすくするものです。
仮性近視の治療に用いられる場合は、毛様体を緩ませる目的で処方されます。
ですが、私どもは以下の理由から、オフミックを用いた近視治療について疑問を持っています。
・薬を使って目の筋肉を麻痺させるという、自分以外のものに頼る方法では、それに依存してしまい、それなしでは機能が
保てなくなりやすいこと。
・オフミックは目の充血や痛みなどの副作用が報告されており、もともと継続的な使用は前提とされていないこと。
そのため、眼育(めいく)トレーニングをされる場合、目薬を使った使った治療とは同時に行わないようお願いしています。
せっかく眼育(めいく)で目の筋肉を鍛えるトレーニングをしても、散瞳剤で麻痺させてしまっては、効果が充分に得られなくなってしまうからです。
また、本来自分が持っている機能を引き出す方法を用いる方が、本質的な問題解決になると考えています。
尚、実際に教室でも確認されていますが、オフミック(ミドリン)を止めてから2~3週間の期間、トレーニング効果が出にくい場合があります。自力で筋肉の脱力の調節ができるようになるのに、少し時間がかかるためと考えられます。
薬によって、筋肉の調節機能が甘やかされていたと考えられます。